NINTENDO SWITCHで「ピクミン4」や「ピクミン1・2」が発売されたことで、ピクミンのナンバリングタイトルはすべてNINTENDO SWITCHで遊べるようになった。これを機に、初めてピクミンシリーズに手を出す方も多いだろう。
しかし、ピクミンシリーズは可愛い見た目とは裏腹に、凶悪な敵やギミックが多数存在し、知識がないとピクミンがどんどん死んでいってしまう。そこで、今回はピクミンシリーズが上達するための知識をお伝えするのでぜひ参考にしてほしい。
ピクミンを知ろう
動物のような植物のような、プチトマトくらいの大きさの不思議な生き物、ピクミン。
引っこ抜かれて、あなただけについて行き、今日も運び、戦い、増えて、そして食べられる。
一匹一匹はあっけなく死んでしまう弱い生き物。
しかし、大勢のピクミンが協力するようにリーダーが導くことができれば、宇宙船のパーツやお宝を集めたり、果物を見つけてとある惑星の食糧不足を救ったり、惑星に墜落した遭難者を助けたりするほどの力を持っている。
そうは言いつつも、ピクミンは自由な生き物だ。
大好きな蜜を見つけると吸いに行くし、雑草を見つけると引っこ抜きに行く。リーダーはそんな彼らを、首にかけた笛でまとめてあげなければならない。そして、ピクミンの力を借りたくなったときは彼らを投げてみよう。きっと力になってくれるはずだ。
ピクミンの能力を知ろう
ピクミンにはいろいろな種類がいるが、それぞれのピクミンには長所もあれば短所もある
困難に直面したときはどのピクミンを使えばいいかを考えることが不可欠なため、以下の特徴を知っておこう。
赤ピクミン
火に強い:火のギミックや敵が吐く炎で死なない。
攻撃力が高い:他のピクミンよりも攻撃力が1.5倍ほど高い。
黄ピクミン
電気に強い:電気のギミックや敵が発生させる電気で死なない。特にピクミン1・2では電気は即死するため強力。
高く飛ぶ:他のピクミンでは届かない足場に投げられる。
穴掘りが得意:地中に埋まったお宝を速く掘り出せる。
青ピクミン
おぼれない:水のギミックや敵が吐く水で死なない。
泳ぎが得意:水中の敵を倒すことができる。おぼれているピクミンの近くに投げると、地上に投げて救出してくれる(ピクミン1・2)。
白ピクミン
毒に強い:毒のギミックや敵が発生させる毒で死なない。
毒がある:捕食されると体内の毒でダメージを与える。
足が速い:葉っぱ状態でも他のピクミンの花状態ほどの速さでついてくる。
地中のお宝を探せる:地中のお宝付近に投げたり、隊列笛で移動させたりすると、お宝を見つけて掘り出してくれる(ピクミン1・2)。
紫ピクミン
重い:原生生物に連続でぶつけるとマヒさせられる。
力持ち:1匹でピクミン10匹分のお宝を運べる。
羽ピクミン
空を飛ぶ:水の上でも移動・運搬できる。
たたく力は弱い:攻撃力は他のピクミンの1/2ほどしかない。
岩ピクミン
つぶされない:ダマグモの足などに踏まれても死なずに地面に埋まる。
硬い:ガラスのような壁を壊すことができる。
貼り付けない:張り付いて攻撃できず、ぶつかったときにのみダメージを与える。
氷ピクミン
凍らせる:水面に投げても溺れず、一定数投げ込むと水面を凍らせて足場にできる。
寒さに強い:敵が吐く氷で死なず、寒い場所でも震えないが、火がつくと他のピクミンよりも速く死んでしまう。
ヒカリピクミン
すべての耐性をもつ
原生生物を知ろう
多くの原生生物は倒すだけなら簡単だが、犠牲を出さずに倒すにはどのような行動をするのかを知っておく必要がある。
例えば、チャッピーは後ろからピクミンを投げるのが有効だし、テンテンチャッピーは半目で寝ているため近づくと気付かれやすい。他にも、クマチャッピーやタマコキンは倒してもオニヨンに回収しないと時間が経過すると復活するし(ピクミン1・2)、ウジンコは♂個体はピクミンを捕食するが♀個体は捕食しない。
このような特徴を知るには原生生物を観察してみるほか、ゲーム内の原生生物図鑑でピクピクニンジンをあげてみたり(ピクミン2)、イメトレで実際に戦ってみる(ピクミン4)とよい。
トラップを知ろう
ピクミンシリーズには火や水、電気、毒といったギミックの他にも様々なトラップが存在する。代表的なものには爆弾岩や落石、落敵(?)、ショイグモ、タマゴムシなどがあるが、いずれも対処法を知らないと非常に危険だ。
爆弾岩
攻撃したり投げて衝撃を与えたりすると大爆発し、壁を壊したり、周りの原生生物を吹き飛ばし大ダメージを与えたりすることができる。
しかし、ピクミンも近くにいると巻き込まれ即死してしまうため、見つけたときは細心の注意を払おう。
落石・落下してくる敵
地下洞窟を歩いていると、たまに上の階から大きな石や爆弾岩、原生生物が落ちてくることがある。
原生生物はタマゴの近くに落ちてくることが多く、蜜を吸っているピクミンやタマゴムシで驚いているピクミンがいると脅威なため、くれぐれも注意しよう。
ショイグモ
ショイグモはその名の通り、ピクミンが運んでいるお宝を横取りしてしょって(背負って)しまう。
いろいろな色の種類が存在し、その色にあった攻撃をしてくるため、色を見て投げるピクミンを考えよう。
タマゴムシ
タマゴを割るとたまに出てくる原生生物で、ピクミンは驚いて逃げ回ってしまう。
このときに他の原生生物が近づいてきたりトラップが近くにあると危険なため、急いで笛を吹いてピクミンを集めよう。
隊列笛を使おう
シリーズによってはピクミンを呼ぶために使う笛のほかに、「隊列笛」という笛を使用できる。この笛を使うと上の画像のように連れているピクミンを一列に並ばせることができる。
使い方はプレイヤー次第だが、主な利用法を紹介しよう。
隊列を崩さずに細い道を通り抜けられる。
特にピクミン1・2では、橋を渡る際にピクミンが中央に集まりにくいため水没してしまいやすい。
原生生物に総攻撃を仕掛けられる。
一気に多くのピクミンで攻撃できるが、チャッピーのように投げつける方が有効な敵もいることを覚えておこう。
原生生物の攻撃やギミックを回避できる。
後方のピクミンも動かせられるため、とっさの攻撃や事故にも対応できる。
お宝や原生生物を一気に運べる。
隊列のピクミン数に余裕があるなら隊列笛を活用しよう。ただし、運搬するピクミンの数を細かく調整することはできない。
スプレーを知ろう
ピクミンシリーズには「ゲキカラスプレー」と「ゲキニガスプレー」という2種類のスプレーが存在する。両者とも原生生物を倒すうえで非常に強力だが、デメリットも存在することも知っておこう。
ゲキカラスプレー
攻撃力が上がる:張り付いて攻撃するスピードは2倍になるが、1発のダメージはどのピクミンも青・黄・白ピクミンの攻撃力になる。
そのため、貼り付くことができない岩ピクミンは弱体化し、短期戦に限っては赤・紫ピクミンも弱体化する。
速く歩けるようになる:花状態のときと同じくらいの速さで歩けるようになる。
水で溺れるスピードが2倍になる:通常の半分の時間で溺れてしまうため注意しよう。
ゲキニガスプレー
敵を固まらせる:原生生物を約9秒間石化させる。石化中に倒した原生生物は木端みじんになるため運搬できない。
また、原生生物によって石化中の防御力が上がったり下がったりする。
使いどころはいろいろ:ピクミンを捕食寸前の原生生物に使って食べられそうになっているピクミンを助けたり、爆発寸前の爆弾岩に使って爆発を防いだりできる。
ピクミン2公式サイト https://www.nintendo.co.jp/ngc/gpvj/more/spray/index.html
地下洞窟を知ろう
「ピクミン2」や「ピクミン4」では地下洞窟を探索することになるが、たいていの場合、洞窟は地上よりも難易度が高い。そのため、洞窟に関する知識はできるだけ知っておこう。
まず、「ピクミン2」の洞窟はボスがいるような特別なフロア以外、入るたびに構造が変わってしまう。新しいフロアに到着したら視点を”広い視点”に変更しておおまかなマップを確認しよう。
また、どちらの作品でも新しいフロアに到着した段階でセーブされるため、どうしてもやり直したくなった場合は、ロードすればそのフロアに到着した場面からやり直すことができる。
リーダーで単独行動してみよう
「トラップを知ろう」では代表的なトラップとその対処法を説明したが、一部のトラップはピクミンを危険に晒すことなく対処できる。
特に地下洞窟で新しいフロアに着いたときはリーダー単独で探索し、先に落石を落としておいたり爆弾岩を爆破させたりしておくと、ピクミンを連れた探索が安全になる。
安地を見つけよう
「リーダーで単独行動してみよう」と書いたものの、適当にピクミンを放置して歩き回ってはいないだろうか。
原生生物の中には”マップ内をあてもなく歩き回り、ピクミンを見つけたら攻撃する”徘徊型の原生生物も存在する。そのため、単独行動する際はまずピクミンに危険が及ばなさそうな場所を探し、もしも徘徊型の原生生物が近くに来ても対応できるように、リーダーのうち一人はその場で待機させておくとよいだろう。
まとめ
今回はピクミンシリーズにおいて、ピクミンを死なせないリーダーになるためのコツを紹介した。
ピクミンシリーズは奥が深く、他にもいろいろなテクニックがあるが、まずはここで紹介したことを覚えて実践できるようにしよう。可愛らしいピクミンをできるだけ犠牲にしないようなリーダーになれることを祈っている。
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